30 years + coffee

面白くない人間

こんばんは。
まだ12月だというのに、2週間ほど前からすでにシモヤケができている私です。
右手の指に3つ。
痛いしかゆい...外で毎日作業をするならまだわかるけど〜
私、専業主婦ですよ。
どんなけ血行悪いんよってね、自分でも思います。

さて、昨日から本格的な寒さになりました。
昨日は雪が少し舞っていて、息子のスーさんは、それが食べたくて大きな口を開ける。
でもうまく食べられないようで不満げでした。
買い物に行ったスーパーの駐車場では、横に停めていた車のおばちゃんが
「寒いから気をつけてね〜!」(おそらく体調のこと)
と声をかけてくれました。
こういう知らない人からの突然の労りが有り難くて、嬉しくて、帰り道は心がポカポカ。
私もあんなおばちゃんになりたい。

そんな感じで嬉しいこともあるのだけれど、最近の私はちょっと不調。
悩むことがいくつかあって心の中はどんよりしている。

その悩みの一つが、私は真面目人間だということ。
「私は真面目な人間です。」
って自分で言う人はいるかな?
あんまりいないかも。
でも私は言う。
だって本当に真面目だから。
ちょっと融通のきかない真面目な部分もあって、過去に何度か失敗もしています。

例えば、あれは高校2年生の、二学期の始業式の日。
夏休みが明けての初日。
私は、どうしてもどうしてもどうしても教室に行きたくなくて、学校をズル休みしました。
ズル休みが平気でできる性ではないから、強い罪悪感を感じました。
それでもあの時はどうしても学校に行きたくなかったんだよな。
母に心配はかけられないから、家は「行ってきます」と出て、そのまま所属していた運動部の部室へ直行。
その時ね、私、キャプテンだったんですよ。
それで、『部活は休んだら駄目』っていうのが自分の中にあったんです。
だから放課後が来るのを待って、学校が終わったみんなと一緒に、放課後になってから部活に出ました。

そのあとね、『夏休みの課題は期限内に出さないと駄目』っていう考えがあったので、部活を終えて、体操服のまま、宿題を提出しに職員室の担任の先生の所に行ったんです。

(もうここまで書いたら、すでにツッコミどころが、ひとーつ!ふたーつ!...って気づくと思います。)

担任の男の先生は当然、大激怒。

『オメーなんで今ここに体操服でおるんな?
今日休んだんじゃねんか?
なんで学校休んだ奴が部活でとんなら!!!!!!!
ふざけんな!そんな宿題受け取れるわけねかろーが!
今すぐ家に帰れ!!!!!!!』

職員室中に響き渡るくらいの大声で怒鳴られました。

私ね、怒られないように日々生きている人間なんですよ。
注意されたら終わり!という気持ちで日々生きているんです。
そんな人間がこんなことになるなんて。
もう人生終わったと思いました。
震えながら部室に戻って、泣きながら友達に報告したら

「え?今日学校休んどったん?リサ...それはあんたが悪いわ(笑)」
って言って、なぜ私が怒られたのかきちんと説明してくれました。
「学校を休んで部活だけに出るっていうのは、普通はいけないこと。それに、その後体操服のまま先生の前に現れるのもダメ。ズル休みしてるのを自分で言いに言ってるようなもんよ!」って。
私はやっとそこで理解しました。
(確かにその通りだわ)って(アホすぎる笑)

私はね、自分が犯した罪(そう思ってる)を後悔したし、今でも思い出したら恥ずかしい。
(だから今このことを書きながらも「あぁ....もうあんなの二度とごめん」って思っている)

でもね、最近やっと認められるようになってきたけど、これが私なんですよ。
つまり私は、融通のきかない真面目さを持っているということ。
前も書いたけど、ロックバンドクイーンのボーカル、フレディーのように自由に生きることに私は憧れている。でもそういう風には私は生きられない。
自由な方がしんどくなるからね。

その真面目さをね、長所と捉えることもできるのかもしれない。
ルールを守るし、責任感が強いし。
でも、やっぱり、そういう自分が嫌だなって最近すごく感じてる。

幼稚園のお母さん達からも「真面目だね」とか「真面目そうだね」と言われる。
今日も一人のお母さんと会って話をした時のこと。
次期のPTA副会長は誰がなるんだろうねって話になりました。
息子の幼稚園では事前にアンケートが配られて、誰がふさわしいのか、そのアンケートに推薦する人の名前を書いて投票するようになっています。
今日、幼稚園のお母さんと話をしている時に、
「副会長はリサさんかな〜?って思うし、◯◯ちゃんのお母さんもそう言ってたよ」
って言われたんです。
その理由が『真面目そう』だから。

もう...がっかり。
何ががっかりって、副会長に選ばれそうだからってことじゃなくて、私が真面目人間だと思われているってことががっかり。
がっかり通り越して、ちょっと傷ついてる。

多分傷ついている理由は、
私の中で、
『真面目人間=面白くない人』
っていうイメージがあるから。

私は面白くもなんともない人間なのか?
他人から興味を持ってもらえない人間なのか?

そんなことをずーっと考えてる。

息子を幼稚園にお迎えに行くと、子供達を待っている間に他のお母さん方と話す時間があるんだけど、私の話は盛り上がらない。
周りのお母さんを見ても、(何を話してるんだ?)ってくらい皆よくおしゃべりしてる。
私がもし話しかけられたとしたら、「あぁそうですよね!」で終わっちゃって、その次にいう言葉が思いつかない。
何を言えばいいの?
でも私も話に混じりたい。
みんなが盛り上がるような話をしてみたい。
いつもそう思っている。

だから余計に、それができない自分は面白くない人間だなと思うし、面白くない人間だと皆にもバレているんだろうなと思う。

春に息子の幼稚園が始まってから、周りの人から自分が浮いているような感覚がずっとある。
この数日間は特にそれが気になっていて悩んでいました。
この感覚が誰にも伝わらなくてはがゆい。
私は、自分がマイノリティーだとは思わないけど、人と関わるときの、この違和感は何なんだろう。
形にならない、文字にならない、灰色をしたこのモヤモヤが、心の中をズーンと深く深く降りていく。

どうしたらいんだろう。

私の大好きな映画「魔女の宅急便」に出て来るウルスラみたいな友達が欲しいな。
ウルスラだったら多分、わかってくれる気がする。