30 years + coffee

私の心が喜ぶこと

いつもいくつかのブログを読むのが日課になっている私です。

いろんな方のブログを読んでいていつも思うのが、「みんな文章を書くのが好きなんだろなー」ってこと。

私の姉も文を書くのが大好きです。

しかも才能があるから、彼女の書いた文が評価されることもしばしば。

姉は書くことだけではなくて、文字を読むことも大好き。

だからツイッターのヘビーユーザーで、色んな情報を私に共有してくれます。

加えて私の母も本を読むのが大好きな人。

実家に帰ると台所の机の上に、古本屋で買ってきた一冊100円程度で買えるような単行本が必ず積み重なっています。

たぶん、月に20〜30冊以上は読んでると思うな。

 

そんな2人を家族に持つ私は、「文章を書くのが得意か?本を読むのが好きか?」と聞かれれば、文章を書くのは得意ではないけれど、「本を読むのは好きです。」と答えます。

 

昔は母同様、私も本の虫でした。

図書館の常連だったし、高校生の時は1年間で30冊以上の本を読んだことで学校から表彰と図書カードがもらえました。

(いやこれは正確に言うと、図書カード欲しさに本を読みまくったと言った方が正しいかな)

 

でも社会人になってからは文字よりももっと心が喜ぶことを見つけたのです。

それは写真。

私は写真を撮るのが大好き。

その一瞬を切り取る作業が好き。

私の撮ったたくさんの写真は、面倒くさがりのこの性格によってほとんどここには登場しないけど、ぽつぽつと、いつかみんなにお見せできたらと思います。

 

写真でもなく、本でもないけど、いま読みながら私の心を喜ばせていたのは、岡山の情報誌「オセラ」。

 

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おそらく40代とか50代の人をターゲットにした雑誌。

2ヶ月に1回発行されるんだけど、私は10月発行のオセラから毎回購入しています。

なぜなら、去年の10月から新しいコーナーが始まったから。

洋画家の赤木曠児郎(こうじろう)さんのエッセイコーナーです。

 

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今から話すのは、「私がどれだけ赤木さんの絵が好きか」ということについて。(かなりどうでもいい内容やん。笑)

 

みなさん、赤木曠児郎さんってご存知ですか?

フランス・パリに住んでいる日本人の洋画家さんです。

私は、高校生の時に赤木さんの講演会で話を聞いて以来、赤木さんの大ファンになりました。

私は建物の絵が好きで、自分でも建物の絵を描いたりもするんだけど、赤木さんの描かれる絵がまさに、私の心にズシーンと響くのです。

 

隅々まで細かいのが素晴らしいというのはもちろんなんですが、私が大好きなのはその色合い。配色。

赤木さんの絵にも色んな種類があるけど、例えばこれ。

 

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赤色の線で描かれた建物に青色の雲、黄色の空。

なぜこの配色?

 

人間に一目惚れはしたことないけど、この絵には一瞬にして心を奪われました。

この絵は特に好きな絵の一つで、以前は数年間、手帳の表紙にしていた絵です。

(画集をカラーコピーして、手帳の透明カバーの下に挟んでた)

 

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これは有名なムーランルージュ

赤木さんの絵の特徴の一つに、赤い線で描くというのがあります。

(はぁ〜。もう、画集をみていたらため息しかでない…。)

 

高校を卒業して社会人になって、私が初めてのボーナスで買ったのが、赤木さんの画集でした。

丸善に行って予約して、「入荷しました」の電話が入るまでがどれだけ待ち遠しかったか。

 

そして、赤木さん来日の展示会に初めて行った時…なんと赤木さんご本人とお会いすることが出来たのです!

 

その日は実は、結婚前の両家の顔合わせの日でした。笑

顔合わせは平日の夜19時からだったかな?

でも、私が展示会に行けるのがその日しかなかったんです。

だから、仕事が終わって猛ダッシュで着替えて車ぶっ飛ばして(危ないわ)岡山の中心地へ。

 

岡山天満屋というデパートのエスカレーターを小走りで上がって展示会のある場所に向かいました。

そしたら遠くから目に入ってきたのが赤木さん!!!ほ、ん、も、の!!

 

その日は展示会中間日。

しかも夕方ということで、他にはあまりお客さんがいなかった。

私は今しかないと思い、赤木さんのとこにズカズカと歩いて行き、「赤木さんの絵の大ファンです!握手してください!」と言いました。

赤木さんの少しびっくりした顔。

(今思えば怖かっただろうな)

興奮と喜びで半分泣いてる私の顔。

 

でも赤木さんはちょっと驚きながらも握手してくれたし、私がどこで赤木さんを知ったかや、なぜ赤木さんの絵が好きなのかをお話させていただいていると、なんと、そこにあった分厚い売り物の画集を一冊手に取って「お名前はなにさんと言われますか?」と言って、私の名前をその画集の表紙をめくったところに書き始めました。

 

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私はびっくりして「え?え?」と言いながら、心の中では、(やばい、その画集いくらするんだ?今日はそんなにお金を持ち歩いてないぞ)と1人焦っていました。

 

赤木さんが

「私からのプレゼントです。」と言ってその画集を私に手渡してくれた時、正直、両家の顔合わせなんて頭から吹っ飛んでいたし、このまま死んでもいいかとも思えるくらいに嬉しかったです。

 

前置きか長くなったけど、私がこれくらい愛してやまない赤木さんのエッセイが、なんとびっくり、オセラで始まったのをたまたま見つけた私。

普段オセラを読むことはないんだけど、ライティングの勉強にと、たまたま手に取ったオセラが、赤木さんのエッセイ第一回目だったのです。

これはもう引き寄せたとしか言えない。

そんな瞬間でした。

そのエッセイも今すでに3回目!

続きが楽しみ。

 

私の心が喜ぶことを、まとまりのない文章でお伝えしました。

2時間もかけてこの文章書いたんだけど、読み返したら内容がバラバラ過ぎて自分にがっかりした(´-`).。oO私のブログに読者の方がいてくださるのが不思議だし、ライティングの仕事をしているとは思えないほどの仕上がり。

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました( ;∀;)